特殊な為替手形

為替手形は、基本的に売掛と買掛の両方があって成立するものだという事を理解しましたが、このパターンとは違う特殊な為替手形がある事を知りました。

その特殊な為替手形が、自己受為替手形と自己宛為替手形というものです。
為替手形は三者で成り立ちますが、自己受為替手形・自己宛為替手形は、二者で成り立つ為替手形という特徴を持っています。

自己受為替手形・・・お金を受け取る場合
売掛金を回収する為に、自己受為替手形を作った場合。
この場合は、手形を作った人(振出人)であり、お金を受け取る人(指図人)でもあるという事になります。

【例】A店は、C店に3,500円の商品を掛けで販売した
   A店は、売掛金の回収方法として、為替手形を振出した

売掛金、売上はいつもどおり記入
自己受為替手形という項目でも、結局は受取手形
売掛金が減少して、受取手形が増加

自己宛為替手形・・・お金を支払う場合
買掛金を支払う為に、自己宛為替手形を作った場合。
振出人には変わりありませんが、お金を支払う人(名宛人)となります。

【例】A店は、B店より2,000円で商品を掛けで仕入れた
   A店は、買掛金の支払い方法として、為替手形で振出した

買掛金の場合は、売掛金と対照的に考えれば特に問題ありませんね。

これら、特殊な為替手形で疑問だったのが、「こんな回りくどいことしなくても、普通に約束手形で良いんじゃないのか?」という事でした・・・

ただし、約束手形は支払いの際に振出す事ができますが、受取りの際は、相手の支払い方法により変わりますね。約束手形と異なる部分は、支払いだけではなく、受け取りにも使用できるという事なのかなと思いました。

なので、自己受為替手形がここでは意味があるという事なんでしょうね。