事業主借と事業主貸は清算が必要?

個人事業主の場合、いわゆる事業主のポケットマネーを仕事の経費として使用するときは、「事業主借」を用いて記帳することができます。一方、事業用の預金口座から現金を引き出す際には、「事業主貸」を用いて記帳することが可能です。

では、これらは、年末にどのように清算すべきなのでしょうか?

私の場合、何もしません。
その理由は、何かしたところで経費が増えるわけでも、翌年の事業に差し障るわけでもありません。必要無い処理はやらないで良いのではないでしょうか。

やってもいいけど、別にやる必要は無いという認識です。

まず、事業主貸ですが、「預金」もしくは「現金」が個人のポケットマネーとして引き出された場合、「事業主貸 / 普通預金」となり、預金や現金が減っても事業主貸も資産なので、プラスマイナスゼロとなります。

つまり、実際のお金が動いても資産の変動はありません。

次に、事業主借ですが、大抵の場合は経費の支払いで登場するものだと思います。
例えば「消耗品費 / 事業主借」のように経費を個人のポケットマネーから支払います。
こちらは、経費が増えて資産が減ったという扱いになります。

この時点で必要なのは、経費として計上しているということであり、事業主借としてどのくらい使用したかというのは関係ありません。

ただし清算が必要となる場合もあるかもしれません。
その一つは、事業主貸で預金がマイナスとなってしまうと、来期が預金残高マイナススタートとなってしまう場合です。

実際に赤字ならば、それも致し方無いのかもしれませんが、年末のタイミングで清算しておく、もしくは、年始のタイミングで元入金が必要となることも考えられます。

結局は、事業を行う表面的な意味合いで必要性が出てくることであり、絶対にやる必要があるという項目では無いと思います。

他にも、クレジットカードで支払いを済ませた場合に、事業主借を用いて処理し、その後、口座から現金が引き落とされたタイミングでその分を清算する場合、「事業主借 / 普通預金」という処理ができますが、こうした処理は、結局、手間になるのでやらなくても良いと思います。

私も真面目にこのように処理していましたが、その処理が面倒になり、クレジットカードでの支払いは、全て事業主借で処理して後は何もしません。

クレジットカードの支払い内容が全て経費ならば、面倒も少ないですが、どれが経費でどれが個人的な支出かを毎月確認するのも結構手間なものです。
事業者として収入を増やすのが本分なのに、こうした処理に時間を取られてしまうというのは、あまり良い事ではありません。

それなら、クレジットカード支払い用の口座を設けて、そちらに現金を充填する場合に事業主貸を用いることで後々の処理待ちをしなくて良いということです。